県立神奈川工業高校 創立100周年記念誌

100年の足跡 神奈川工業高校1
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木材工芸科・工芸図案科復活・定時制課程の発足

1948(昭和23)年の学制改革に伴って、戦時中廃科となっていた、木材工芸科・工芸図案科が復活する。

「旧制工業学校から引続き高校へ切換った当時の諸科とは別に、木・図の2科はこの年新たな募集に応じて入学した生徒7年生だけで、そのうちには他の科からの転科者も若干あった。定員数は2科各々25名のところ、図案科7名、木材工芸科16名であったが、これで神工家族揃っての感激は現職員、生徒一同のみのものではなく、神工を護持する全ての人士の歓喜であるはずのものであった」(50周年誌「神工デザイン科ルネッサンス」旧職員丸井金蔵)

また、それまでの2種3科(機械・電気・建築)が、この年から定時制として発足する。入学資格は全日制課程と同様で修業年限は4年。卒業に際しても全日制と同様の資格が与えられるようになった。夜間しか通学の時間が取れない勤労青少年にも、昼間学ぶ生徒と同様の高等学校教育を受ける機会が保障されるようになったのである。

「戦後本校定時制課程(夜間)においては仮校舎で授業を行いましたが、天井は落ち壁は破れ床は抜け、夜間授業の生命ともいうべき照明度は机上30〜40ルクスという有様。勿論、暖房もなく夏は蚊に食われ冬期は左右下方の三方より吹きつける寒風に授業中生徒たちはついに寒さに耐えきれず床をカタカタ踏みならすしまつ。教材や設備は極度に不足し専任教論数も主事を入れて僅かに8〜9名他は時間講師で約700名の生徒の授業を操作運営した時代でした」(50周年記念誌「定時制の思い出」旧職員佐々木栄五郎)

快適な学習環境というにはほど遠かったが、仮校舎が建った後も、しばらくは電気設備がないために夜間の生徒はこの校舎で授業を行うことができなかったのが、ようやく本校で授業を受けることができるようになった。

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