県立神奈川工業高校(県立工業学校) 卒業生
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織本 順吉 俳優

ベテラン俳優の織本順吉(電気31)は、3年生以降は学徒動員で電機メーカー工場に通った。

そんな時代でも、神工では時折「総見」と称し、生徒を映画鑑賞に連れて行った。その際に見た「姿三四郎」を級友が演劇用の脚本に書き直し、自分たちで演じたことがある。自身は三四郎の師匠役。動員先の工場で何度も上演したが、生活指導を担当する生徒監に「こんな時期にけしからん」とやめさせられた。「戦争が全てを支配した時代でした。でも神工で過ごし、一種の反骨精神が身につきました」

戦後就職すると、同僚でのち劇作家となる大橋喜一に、労働組合の文化活動の一つ「職場演劇」に誘われる。勤務後に川崎の「京浜演劇学校」に通うなど演劇活動を始めた直後、人員整理で解雇された。このとき仲聞が、プロの俳優になることを勧めてくれた。

「思いもよりませんでしたが、ほかに技術もないし、解雇され屈折していたし、それもいいかなあと」。1949年新協劇団入団、54年には岡田英次、西村晃らと劇団青俳を結成。以来舞台や映画、テレビで約2千本の作品に出演する。

このところ人気が急上昇中の若手俳優、窪田正孝(機械93)、柳下大(建設93)も同校出身だ。

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