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記念誌 二渓の風に乗って

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100年の足跡 5年制工業学校へ

校友会誌「二渓苑」の発刊

この年、校友会誌「二渓苑」が創刊されている。それ以前から既に、有志の間では同好会誌的な文集が発行されるような雰囲気が校内にでき上がっていたようで、創刊号に記された発刊の辞によれば「文技を競う」場として「待望久しい作文集」ができ上がったということになる。

発行所は「神工会学芸郎」となっており、印刷は藤沢の三光印刷所によるものであった。表紙の題字は秋山校長の揮毫、装丁は図案科の安藤良弘教諭(2号まで。3号以降の表紙は無地となる)、編集には国語科の尾崎恒雄教論があたった。内容は、校長の巻頭言に続き、随筆、記事、論説、作文、韻文等から構成されており、作文以外は教員と生徒の作品が並んで掲載されていた。

5号からは動植物の採集、実験記事等もみられ、6号からは校友会各部の報告も掲戴されるようになった。1939(昭和14)年発行の7号、1940(昭和15)年発行の8号には時代を反映して箱根報国寮での宿泊訓練や、富士裾野での演習の模様を綴った生徒作文が掲載されている。