神奈川工業会は、県立神奈川工業高校の同窓会です 

記念誌 二渓の風に乗って

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100年の足跡 5年制工業学校

実業教育50周年記念式典

1934(昭和9)年秋、実業教育50周年を記念する様々な行事が全国的に行われた。「実業教育50周年記念要綱」に「実業教育実施ノ起算点ニ関シテハ種々ノ観方アルベキモ、農業教育ニ就キテハ明治17年商業学校通則定メラル。又工業教育ニ就キテモ其頃既ニ東京職工学校設立セラレ居タル等ノ沿革ヲ鑑ミ是等ヲ総括的ニ実業教育諸制度確立ノ出発点卜考ヘテ概ネ50周年卜算定ス」とあるように、実業教育の起源をどこに置くかについては様々な考え方があり、必ずしもこの年が実業教育開始から50周年というわけではない。それでもこの年にこうした行事が行われたのには、実業敦育の振興をはかろうという、国策上の意図もあったことと思われる。

本校では10月27、28の両日にわたり、記念式典を行うとともに校内を一般開放し、設備や実習の状況、生徒の成績品を観覧に供し、製作品即売会を行った。この時の来校者は延べ15,000人に及んだと記録されている。

また、神奈川県の行事としては、10月30日午後1時から、開港記念会館に文部省菊地実業局長以下来賓を迎へて『実業教育50周年神奈川県記念会』の記念式が行われ、実業教育功労者7名が横山知事から表彰される。このとき、本校校長秋山岩吉も、渡漫たま子、唯野真琴、松浦吉松、石井伴七、安藤為次、福田縫太郎とともに表彰されている。

夜には、市内各実業学校学生々徒約5,000名が参加して、横浜公園から伊勢山皇大神宮まで、自動車や音楽隊を交えた大提灯行列が行われた。