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神奈川工業高校 卒業生 泉田 清幸news

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泉田 清幸 登山家

登山家の泉田清幸(建築52)は、2003年の工ベレスト登頂時に「KTAC」と書いた旗を広げた。神工山岳部の英語表記の頭文字だ。「神工山岳部を代表して登ったつもりだからです」

1年生の夏休み、山岳部OBが群馬県の万座に山小屋を建設する際に駆り出されたのが、神工最大の思い出という。「15曰間泊まり込み、砂利やセメント、砂を毎日30往復荷上げしました」

建築科で学んだ技術を生かし、22歳のとき「大工」になる。腕一本で工務店を渡り歩き、資金をためては海外に出かけた。いったんは登山から遠ざかったが、山小屋維持のため山岳部OBとの交流は継続。30代半ば、OB同士で酒を飲んだ翌朝、皆で丹沢に登ったのを機に登山を再開する。

海外ではモンブラン、マッターホルン、キリマンジャロなど「―人で登れて、富士山より高い山」に次々挑戦。「延長線上にエベレストがあった」

山岳部では部の運営も山行も生徒の自主性に任されていた。「自分の頭で考え行動し、すベての結果に責任を持つことを学んだ。自分の気持ちに忠実に生きてきたという点では、神工の校風『質実剛健』から、そう外れてはいないと思う」。山小屋は健在で、2013年に建設50周年を迎える。