WordPressのインストール
・サーバー(Lolipop)の独自ドメインにログインして、「サイト作成ツール」で「簡単Wordpress」を選択する。
・事前に、これまで使用していたファイルを全て削除しておかないと、エラーとなる。
・Lolipopのphpを最新に変更する。古いバージョンでは動作しない。
LolipopサーバーのSSL化
・Lolipopの無料SSL化を行う。
・SSL化しておかないと、アップロードのURLがhttp://*****.**となり、安全性が低下する。
WordPressの基本設定
・ブラウザで、http:******.**/wp-adminを入力。「メールアドレス」「パスワード」を入力する。
・テーマの設定を行う。多く使われている「cocoon」を選択した。
「cocoon設定」で基本的な設定
・ヘッダー画像を制作して、「ヘッダー」で、ヘッダー画像を設定する。
・「SNSシェア」で、「facebook」「twitter」など、全てチェックを外す。
・「フッター」で、「フッター表示タイプ」を「メニュー&クレジット」を選択する。
・「その他」「簡単SSL設定」で、「内部URLをSSL対応(簡易版)」にチェックを入れる。
「固定ページ」の作成
・「固定ページ」「新規追加」で、「トップページ」と「同窓会の紹介」「プライバシーポリシー」ページを作成する。
・「タイトル」「本文」を作成したら、SEO対策として、「SEOタイトル」「メタディスクリプション」「メタキーワード」を記入して、公開する。
・「固定ページ」の当該ページの「クイック編集」で、「スラッグ」を英語またはローマ字表記で入力して更新する。このスラッグがURLの一部として使われる。
(例)「同窓会の概要」ページの場合 「スラッグ」はabout
URLはhttps://******.**/about/となる。
・「固定ページ」はページ間の親子関係を指定できる。
(例)「BB」の親が「AAAA」場合。「固定ページ」「BB」の「クイック編集」で、親に「AAAA」を指定する。「AAAA」の「スラッグ」を「aaaa」、「BB」の「スラッグ」を「bb」とすると、目次のURLは、https://******.**/aaaa/bb/となる。
「投稿」の作成
・投稿記事はアーカイブされる。
・「固定ページ」で「ニュース」を作成する。ブロックの追加で、検索で「新着記事」を追加する。
・「トップページ」にも「新着記事」を追加する。
<注意事項>
・「新着記事」は投稿日時でソートされ、自由に掲載順位を変更できない。
・「最新の投稿」だと、アイキャッチ画像が表示されない。
「Contact Forms 7」の導入・設定
・「お問い合せフォーム」と「申し込みフォーム」を作成するために、「プラグイン」「新規追加」で、「Contact Forms 7」を検索して、インストールと有効化を行う。
・新しいフォームを作成すると、基本的な項目(名前、メールアドレス、題名)が表示される。
・「フォーム」で不足する項目(科名、卒業年度または卒業期、電話番号、郵便番号、住所、申し込み項目のラジオボックス)を入力する。
・「メール」設定で、「本文」に、「フォーム」で追加した項目を含める。
・「メール」設定で、自動返信メールが送信者に送るために、「メール2を使用する」にチェックを入れる。
・「メール2」の本文に、「フォーム」で追加した項目を含め、申し込み者への挨拶やお礼の言葉などを入力・保存する。
・「固定ページ」で、新しいページの作成で、「お問い合せ」と「申し込み」の固定ページを作成する。
この時、本文に新しいブロック追加で、「Contact Forms 7」を検索して、作成した項目を埋め込む。この「Contact Forms 7」で作成したフォームを「公開」しておかないと、表示されない。作成後、公開する。
・ホームページにアクセスして、「お問い合せフォーム」と「申し込みフォーム」のテスト・動作確認を行う。送信者とWordpress管理者に、「お問い合せ」と「申し込み」フォームで入力した、「名前」「メールアドレス」「申し込み内容」などが表示されていることを確認する。
メニューの設定
・「外観」「メニュー」でメニューの設定を行う。
・「header_navi」で、ヘッダーに表示するページを「固定ページ」から選択する。ヘッダーメニューの表示名は変更できるので、トップページは「ホーム」に変更した。
・表示順序を調整する。
・「メニュー設定」で、「ヘッダーメニュー」「モバイルヘッダーメニュー」「モバイルヘッダーボタン」にチェックを入れ、「メニューを保存」で保存する。
・「新しいメニューを作成しましょう」をクリックして、メニュー名を「fotter_navi」とする。
・フッターに表示するメニュー項目を「固定ページ」から選択する。「メニュー設定」で「フッターメニュー」と「フッターモバイルボタン」にチェックを入れ、「メニューを保存」で保存する。
<注意事項>
・テーマを変更すると、設定がクリアされるので、途中ではテーマの変更は行わない。
・「投稿」「固定ページ」の作成前に、「設定」で、「ハイパリンク」の設定を行う。
・「投稿」「固定ページ」の作成後に、ハイパリンクの変更を行うと、更新エラー(下図)や投稿した内容が表示されない不具合が起こる。
・使わないプラグインは削除する。
・使わないテーマは、デフォルトを一つ残して削除する。
・「ダッシュボード」の「サイトヘルスステータス」で表示された項目の対策を行う。「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」は、Lolipopサーバーでは対応できないので無視する。
日付の表示・非表示
・日付の表示は、「cocoon設定」の「インデックス」「投稿」「本文」で「投稿日の表示」「更新日の表示」にチェックを入れる。「本文」の「投稿日の表示」「更新日の表示」にチェックが入っていないと、有効にならない。
・固定ページには投稿日と更新日を表示したくないので、追加CSSで固定ページには投稿日を表示させないコードを記述した。
・「ニュース・お知らせ」と「Wordpress」には、追加CSSで最終更新日を表示するようにした。
・追加CSSは、「外観」「カスタマイズ」「追加CSS」または「外観」「テーマエディター」「追加CSS」で書き込む。CSS(style.css)に追記することもできるが、画面を崩す危険があるので、好ましくない。
ブログカードの使い方
・投稿ページは、投稿順の表示とアーカイブの機能があり、ニュースなどに適しているので、ニュース・お知らせを投稿ページで作成した。投稿ページのタイトル、アイキャッチ画像、スニペット(本文の抜粋)をカード状にまとめたものが、ブログカードで各種の形態が用意されている。「cocoon設定」「インデックス」でカードの種類が選択できる。
・「新着記事」を固定ページに挿入すると、スニペットが表示しない(仕様)。
・プログカードを固定ページに挿入するブロックとして、投稿日順に表示する「新着記事」と「最新の投稿」とアクセス回数順に表示する「人気記事」がある。
・スニペットは、投稿ページの「メタディスクリプション」が表示される。「メタディスクリプション」に何も記述しないと、本文の先頭から指定した文字数が表示される。
・ホームページ(二渓会)と「ニュース・お知らせ」にはショートコードで新着記事をスニペット付きで表示させた。
・「設定」「表示設定」で、投稿ページで固定ページを選択して表示させることもできるが、段落や見出しなどのブロックは無視され、表示されない。
高速化
・スマホのレスポンスが悪い。
・Lolipopのアップデートで、モジュール版のphpが使用できるようになり、レスポンスが向上する。
・「cocoon設定」で、「高速化」の設定を行う。
スピードチェック
・「PageSpeed Insights」で、チェックするページのURLを入力して、「分析」をクリックする。
・「パフォーマンスの問題を診断する」で指摘された項目の改善を行う。
・「レンダリングを妨げるリソースの除外」の対策として、プラグイン「Async Jave Script」と「Autoptimize」をインストール・有効化・設定した。
バックアップ
・「プラグイン」「新規追加」で「BackWPup」を検索して、インストールして、有効化する。
・「Dropbox」にアクセスして、ユーザー登録を行う。
・「Easycron」のユーザー登録を行う。
・「DackWPup」プラグインを設定する。この時、バックアップ場所を「Dropbox」にし、 「Easycron」のAPIキーを手動入力する。
スパム対応
・Wordpressの「設定」で登録した管理者メールアドレスに、大量のスパムメールが届きはじめた。 原因は、「お問い合せフォーム」「申し込みフォーム」で使用している、プラグイン「Contact Forms 7」だった。
・代替のプラグインの利用を試みたが、通知メールや自動返信メールが上手くカスタマイズできなかったため、「Contact Forms 7」を使い、スパム対応として、「Akismet」プラグインを利用することにした。
・「Akisimet」をインストールして、「有効」にする。「Akismet」のWebサイトで、APIキーを取得して、「Akimet」の「設定」で取得したAPIキーを手動入力する。
・再度、スパムメールが着信したので、対策としてreCAPTCHAを使用した。事前にGoogleにログインしてreCAPTCHAのサイトキーとシークレットキーを取得する。Wordpressの管理画面に移動して、「お問い合せ」「インテグレーション」のページで取得したサイトキーとインテグレーションキーを入力して保存する。
・reCAPTCHAの導入により、全ページのレスポンスが低下した。対象として、「reCaptcha by BestWebSoft」をインストール・有効化と設定を行い、「お問い合せフォーム」と「申し込みフォーム」にショートコードを埋め込んだ。
・reCAPTCHA「戻る」のマークが重なるので、追加CSSで「reCAPTCHA」のマークを非表示にした。
・海外からのスパムメール対策として、「問い合わせフォーム」と「申し込みフォーム」のテキストエリアに日本語がないとエラーとなるようなコードを、functions.phpを追加した。関連して、テキストエリアの入力を必須に変更した。
・wordpressを更新すると、functions.phpが書き換わり、上記の追加コードが消えるので、追加コードを追記する。
ユーザー追加・設定
・ユーザーは権限の形態により、「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「購読者」がある。
権限 | 管理者 | 編集者 | 投稿者 | 寄稿者 | 購読者 |
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ユーザーの管理 | ● |
サイトマップ
Google Search用XMLの作成と送信
・サイトマップを作成して、Google Search Cinsoleに送信した。
・サイトマップは、プラグイン「XML Sitemaps」を使用した。プラグインを検索するときに、検索窓に”XML Sitemap”と入力すると類似のプラグインが多数表示されるので、”Auctollo”(作者)で検索する。
・プラグインをインストール・有効化して、「設定」「XML Sitemaps」で表示される、インデックスファイルのURL sitemap.xmlをGoogle Search Cinsoleの「サイトマップ」に入力して、送信する。
訪問者用サイトマップの作成
・次に、訪問者用のサイトマップのページを作成する。プラグイン「WP Sitemap Page」を検索・インストール・有効化する。
・「固定ページ」「新規作成」で、サイトマップのページを作成する。ブロックでショートコードを選択して、「[wp_sitemyap_page] 」と入力して、保存する。
・「固定ページ」で作成したサイトマップのページの「クイック編集」でパーマリンクに、「sitemap」と入力して、「公開」する。ページの確認を行う。
検索機能
検索機能用のプラグインもあるが、今回は検索ウィジェットを利用して、検索窓をホームページに追加した。
トラブル対応
「投稿」のタイトル欄が狭い
・「投稿」で、「投稿一覧」「新規追加」を表示させると、「タイトル」欄の幅が一文字分しかなく、縦長に表示される。
・表示サイズを自動的に調整しているためなので、不要な項目を表示しないようにする。具体的には、画面右上の「表示オプション」をクリックして、「コメント」などの不要な表示項目のチェックを外す。
メニューがアイコンだけになった
・左サイドのメニューがアイコンだけになった。一番下の▶アイコンをクリックすると、メニューが表示される。
「戻る」ボタンが表示されない
・ページの先頭に戻るボタンを表示させるために、「cocoon設定」「ボタン」で、「トップに戻るボタンを表示する」にチェックを入れる。
・「戻る」ボタンがスマホに表示されない。「cocoon設定」「モバイル」で、「ボタンを表示しない」を選択すると、表示された。
表(テーブル)の幅が変更できない
・エディターは、「Advanced Edit Tools」を使っている。ブロック追加で「テーブル」を選択して、表を作成した時、表の幅は自動的に調整される。
・表の幅を変更する場合は、左のブロックメニューで「クラシック版の段落」に変更する。罫線上にポインタを置きドラックすると、幅が変更できる。
レンダリングを妨げるリソースの除外
Google PageSpeed Insightsを使用してサイトのパフォーマンスを計測すると、レスポンスが低下している原因として、「レンダリングを妨げるリソースの除外」が大きかった。
対策として、Cocoonの子テーマの「function.php」ファイルをカスタマイズする方法も紹介されているが、今回はプラグインを利用する方法にした。
「Async JavaScrip」と「Autoptimize」プラグインをインストール・有効化・設定する。「Autoptimize」だけだと効果がない。
これにより、レスポンスが向上する。
WordPress用語
パーマリンク
・パーマリンクとは「Webサイトのページ毎に設定しているURL」のことです。 WordPressで投稿ページや固定ページを作成した際に表示される。ページを作成した際に、自動的に日本語で作成されていることがあるので、「クイック編集」で英数字で書き換え保存する。
・通常、固定ページはドメインの直下にできる。親子関係を設定すると、URLはhttps://サイトのドメイン/親のパーマリンク/子のパーマリンク/となる。
子テーマ
・今回は、テーマ「Cocoon」を使用している。カスタマイズの説明にある、「子テーマ」とは、/wp-content/themes/cocoon-child-master/を示す。